【ストレングスファインダー】「レッテル貼り」と「資質を意識する」の違いとは?

ストレングスファインダーなどの診断で自分の資質を知ったとき、ふとよぎることはありませんか?

これって、ただのレッテル貼りになってない?
資質を知ることは自己理解に役立つ一方で、受け取り方によっては逆効果になることもあります。
今回は、「レッテル貼り」と「資質を意識すること」の違いについて、整理してみたいと思います。
◆ レッテル貼りとは?
レッテル貼りとは、「私はこういう人間だ」と決めつけてしまうことです。
たとえば、

共感性が高いから、私はすぐ疲れてしまうタイプ

内省が強いから、考えすぎて動けない性格なんだ
というように、資質を「できない理由」「弱点」として使ってしまう状態です。
この状態になると、
といったネガティブな影響が出やすくなります。
◆ 資質を意識するとは?
一方、「資質を意識する」とは、
自分の思考や行動の傾向に気づき、活かす視点を持つことです。
たとえば、

共感性が高いから、相手の感情を察するのが得意。自分の心のケアも大事にしよう

内省が強いから、しっかり考えてから動ける。行動に移すきっかけを作ってみよう
このように、自分の特性を理解し、活かす・調整するという前向きな視点を持つことが、「資質を意識する」ということです。
◆ 比較表:レッテル貼り vs 資質を意識する
項目 | レッテル貼り | 資質を意識する |
---|---|---|
立場 | 決めつけ | 柔軟な理解 |
資質のとらえ方 | 弱点とみなす | 特性として捉える |
行動への影響 | 可能性を狭める | 工夫や活用を促す |
自己認識 | 否定的になりがち | 自分らしさを育てる |
わたしの場合:
私の中の仲良しコンビ、学習欲×収集心くん。
今となっては愛着が湧いてきた資質ですが、資質の理解がまだまだ浅い段階ではすごく厄介ものでした。
本棚は充実しているのに、目の前の課題は解決していない
これのまぁ多いこと!!
学習欲にはある程度理解できたら飽きて次の学びに手を出すんですね。
だからアウトプットをしないまま次の新たなインプットをしてしまうので、本棚は充実しているのに目の前のやらないといけないことは終わらずに中途半端なままでした。
🔻レッテル貼りだと…
私は学ぶだけで満足しちゃうタイプで、行動が伴わない…無駄なインプットが多いだけなんだ。。。 と落ち込んでいました。
🔸資質を意識した視点では…
本を読む際に意識した話です。
今までは1ページ目から順を追って読んでいたところを、あらすじや目次に目を通して本の全体像をつかんでみることがから始めました。
するとどうでしょう。
気になる項目だけをピックアップして読むので、忘れにくい!!
本て、最初から最後まですべて読み切らなきゃいけないわけじゃないんですよね。(収集心的には読みたいけど)
でも、私の場合はすべて読み終えるころには内容なんてほぼほぼ抜け落ちちゃってることも多いし、結局これを読んで私の行動に何か変化が起きたわけではなかったんです。
でもこうやって的を絞って学んでいけば定着するし、アウトプットもしやすいんだなと気づきました。
これを資質に置き換えると、戦略性を意識したことによって、学習欲と収集心がさらに活性化されて、学びを吸収することができたよっていうお話です。

違う資質のちからも借りてみよう。
◆ 資質は「ラベル」ではなく「地図」
ストレングスファインダーの資質は、私たちの**強みの“タネ”**です。
それをどう育て、どう活かすかは、日々の意識次第です。
ラベルのように貼り付けるのではなく、地図のように使って、自分の進み方を変えてみる。
それが、「資質を意識する」っていうことなんだと思いますよ。